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Hobbla!!

LEICA D-LUX3で撮るドイツの情景。

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青空と雲の予言、港の情景。

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ぐるりと大きなハンブルグ港を遊覧した僕らを乗せた船は、方向を転換してまた出発地点である(そして終着点でもある)岸辺へと向かい進んでいった。相変わらずハンブルグの街の上には雪や雨をもたらす真っ白な雲が、ダイナミックに街全体を覆い尽くしていた。

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地図を見ると分かると思うが、実はこの世界でも指折りの規模を誇るハンブルグ港は海に面していない。ここから海に出るには、かなりの距離をタグボートにひかれていかなければ大海原に出る事は出来ない。また内陸の港である悩みの一つが、港に堆積する土石流。川や水路の流れとともに多くの土や砂が港に堆積し、水深を上げてしまうそうだ。そうすると、大きな船は港へ寄航する事が出来なくなってしまい、港街ハンブルグとしては存続の危機となってしまう。そのためにこの港では、港の設備の充実と拡大の他に、港の堆積物の除去という大きな仕事が常につきまとうそうだ。写真にある赤い船はそんな堆積物除去を担当する船。この港には輸送船の他にも、実に色々な種類の小型船が港の運営のために稼働している。

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ハンブルグ港は、造船業もまだまだ盛んなそうだ。上の写真は建造中の豪華クルーズ船。確かデンマークからの発注だったように記憶している。以前はこんな豪華客船に乗って旅するのが僕の夢だったが、最近は妻に毒されたのか(?)あまり豪華客船での休暇にそれほど関心を持たないようになった。妻曰く「あんな閉鎖的な空間で休暇を楽しもうって方がそもそも間違いなのよ。」と言う意見を聞かされているうちに、どうやら僕の思考回路もいつの間にか妻の考えにすっかり同調してしまったようだ。

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逆光の中、雲間に浮かび上がるドッグのシルエットの様子。港には実にたくさんの種類のクレーンがある。そのクレーンが、まるで中世の教会の尖塔の如く青空にそびえる様を見上げるのが、僕は結構好きだ。

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再開発の進む、以前は港の倉庫だった地域。中央右に見えるクレーンが群生している建物は、新たに建築が進む大ホールだそうだ。素晴らしい音楽を聴き、休憩時間には素敵な港の光景を見下ろしながらシャンペンを楽しむ。実に贅沢な時間を過ごす事が出来そうな、最高のロケーションのホールではないか。

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まさに丁度今が工事のまっただ中と言うにふさわしい、この港再開発地区。古くからのレンガ作りの倉庫はそのままに、新たに埋め立てられた地に続々と建設されるモダンな外見の建物。そんな光景を眺めつつ僕は「こんな素敵な場所に住めたらいいなぁ~。」と呟くと、妻は「そうね~素敵でしょうね。でも私たちには天地がひっくり返ってもこんな場所に住む事は出来ないでしょうね。」と答える。それもその筈。この地域は物価の高いハンブルグの中でも今一番注目されている地域で、ここらの物件は並大抵の値段では購入できないのが現実だからだ。この会話からも分かるように、夢見がちな僕に対し妻は現実的。こうして夫婦のバランスはとられているのだろう。

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そうこうしているうちに船は遊覧を終え、元きた場所へと向かう。正味一時間のハンブルグ港遊覧だったが、予想に反してとても楽しめた。いささか寒すぎたのが玉に傷だったが、僕らは港に降りてから大急ぎで冷えた体を温めるためにカフェに向かったのでそれほど問題ではなかった。
最終地点へと僕らの船が向かうと同時に、両脇には雲が開き中央に青空がのぞいた。それはまるで昔、古い映画で見たモーゼが大海を渡った時に海が割れた様を連想させた。その青空と雲から得た連想が行く道を定めたのか、僕らは港についてからも大きなトラブルに見舞われる事も無く、天候にも恵まれ、たったの三日間という短い束の間の小旅行を、最後の最後まで実に円滑に心行くまで満喫する事が出来た。

2008年3月26日撮影 Hansestadt Hamburg
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Author:buck.
ドイツの普通の日常をLeica D-LUX3で撮影。

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