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Hobbla!!

LEICA D-LUX3で撮るドイツの情景。

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ハンブルグ湾遊覧。

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僕らの乗った遊覧船はいよいよ岸辺を離れ、入り組んだ港へと進んで行く。岸を離れると不思議と身に沁みる冷たい風は収まり、剥き出しのデッキにいてもそれほど寒さを感じなくなった。船の前方には次々と巨大なクレーンが現れ、実に港らしい景観を演出していた。

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妻がいきなり「知っている?あのクレーン、全自動で動くんだって。」と教えてくれた。「へ~」と感心していると、港のガイドの親父が面白可笑しく「あのクレーンの群れはすべて全自動で仕事をこなします。以前はすべて人任せでクレーンを操作しコンテナを搬出していたのですが、いまはすべてコンピューター制御。そんな訳で私は今ここでガイドの仕事をしています。」と嘘だかほんとだか分からないことを言っていた。

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意外な事を妻は知っているんだなぁと感心していると、今度はガイドが「面舵側に見えるのが『鉄くずの山』です。鉄くずと入ってもゴミではなく、金の山なのです。遥か東の国、日本からやって来るトヨタやホンダやカワサキといった車やバイク達はヨーロッパでその生涯を閉じ、今度はまたはるばると東の国。中国へと買われてゆくのです。」と鉄くずの山の横を通り過ぎながら言った。そのガイドの世界を巡る鉄くずの話を聞いていると、ふと僕の頭にはバトンリレーのような不思議なイメージが浮かんできた。

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そんなくだらない事を考えながら鉄くずの山を見ていると、妻が「ねぇ前を見て!あの雲なんだか中にUFOでもいそうじゃない?」と言った。なるほど妻が言うように、なんだか中に何かが隠れていそうな雲だ。しかし何故にUFO?と思われる方もいるだろう。何を隠そう実はこの小旅行の直前、イースター休日に暇を弄んでいた僕たちは、ウィル・スミス主演のSF映画「インディペンデンス・デイ」をあ~だこ~だ文句をいいながら一緒に見たばかりだったからだ。

2008年3月26日撮影 Hansestadt Hamburg

寒風、水上からの風景。

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とても幾何学的に配置されたハンブルグ港に面した住宅街。様々な色に塗られた家々がとても鮮やかに見えた。

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多くの観光客は吹き付ける冷たい港の風を避けるようにキャビンから港の風景を楽しんでいた。シャッターを押す指がかじかみ、思わず歯がガタガタ言ってしまう程の寒さの中、デッキ席にいたのは、僕らと数人の子供達とその親。何れも写真を撮るという目的を持ったもの達だけだった。

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港を行き交う多くの遊覧船。隅田川の宴会舟みたいな小型船から、写真のようなアメリカンな外見の派手な遊覧船まで、大小実に色々な船が観光客を乗せて港を行き交う。下船の際に話した、僕らが乗船した船のガイドの親父は、以前はこの派手なミシシッピー号で働いていたらしい。何でもこの船、夏は良いが、寒い時期には船体後方の水車から跳ね返って来る水しぶきでとんでもない事になるらしい。ガイドの親父曰く「ありゃ欠陥船だよ」との事。

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港と言えばカモメ。カモメと言えば海。そう、港とは切っても切れない鳥が大空を滑走する白いカモメ。このハンブルグ港にも多くのカモメが飛び交っていた。写真は人が上陸できない中州で羽を休めるカモメの群れ。ココで一休みしたら、また港に戻り通りすがりの観光客から餌を貰うために飛び立って行くのだろうか。

2008年3月26日撮影 Hansestadt Hamburg

港に吹く風。

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ハンブルグ小旅行の二日目、午前中は街の中心地であるリッチなショッピング街を散策。お昼には街の中心にある日本食レストランで美味しいランチを食した後、僕らはハンブルグのシンボルであるハーフェン(港)へと向かう。素晴らしい天気も手伝ってか港は多くの観光客で賑わっていた。

そこでは僕らも他の多くの観光客の例に漏れず、港周遊の遊覧船に乗ることに決める。真っ青な青空とは対照的に、吹き付ける港の風は凍てつくように冷たい。
それでも僕らは遊覧船の剥き出しのデッキの先頭に陣取って、普段とは違う(僕らの住んでいる町は海や湖とは決して縁の無い山の麓なのだ。)開放感溢れる気持ちの良い港の風景を存分に楽しむことにした。

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ちなみに遊覧船にこれでもかと掲げられている、赤地にお城のような門が描かれた小旗はハンブルグの街のワッペン。ここドイツでは大抵の古い街は昔ながらのワッペン(紋)を所有している。このワッペンの詳細については知らないが、二つの塔の上に輝く星が、現在普通に使われる五芒星ではなく、六芒星なのがこのワッペンの古さを感じさせる。

2008年3月26日撮影 Hansestadt Hamburg

レンガの街。

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ハンブルグ。北ドイツに位置するこの街は、ヨーロッパでも指折りの港町だ。世界共通、港町にはレンガ造りの建物が多く、このハンブルグも例外ではない。

2008年3月26日撮影  Hansestadt Hamburg

青空、幸先の良い日。

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静かなホテルの部屋の遮光カーテンの隙間から射し込む春の温かな陽光で目覚めたハンブルグ小旅行二日目。窓から望むハンブルグの空は気持ちの良い青空の広がる快晴。天気が悪いので有名なハンブルグにしては珍しい、眼前に広がる気持ちの良い青空に、自然と僕の心は踊った。

2008年3月26日撮影  Hansestadt Hamburg

鏡の迷宮、妻の本音。

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普段なら多くの若者や家族連れでごった返すはずのこの北ドイツ最大の移動遊園地。しかし僕らがここを訪れたとき、時刻はまだ22時前にも関わらず殆ど訪れる人もなく、まるで僕ら二人で遊園地全体を貸り切ってしまったような実に閑散とした有様だった。
そんな人気のない遊園地を二人で歩いているとふと妻が「本当はね遊園地、嫌いじゃないの。でも普段は酔っぱらいやうるさい子供達でごった返している、そんな遊園地が嫌いなの。」と呟いた。閑散とした遊園地が引き出したこの妻の本音が、いつも僕が移動遊園地に行こうと誘っても頑に首を縦に振らなかった本当の理由だったのだ。

2008年3月25日撮影 Hansestadat Hamburg -Hamburger DOM

凍える夜の大観覧車。

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ハンブルグ小旅行の初日の夕食は、ドイツ一の歓楽街と言われるReeperbahnへ中華を食べに出向いた。前回一人でここを訪れた時には、そうとは知らずに表通りのあちこちに立つ売春婦達の執拗な誘惑を逃れるのに苦労したが、今回は横に妻がいたおかげで売春婦達を難なくスルー。そんな僕の横で、妻は日頃見慣れない売春婦達の立つ通りの情景を、実に物珍しそうに観察していた。
お目当ての中華レストランについた僕らは、港町ならではの新鮮な海鮮魚を前菜に、メインに僕は海老蒸し餃子がこれでもかという程入ったさっぱりしたラーメンを、そして妻は回鍋肉をそれぞれ平らげる。妻は回鍋肉よりも、僕の海老蒸し餃子麺のほうが気に入ったらしかった。

大満足で中華レストランを後にした僕らは、ビルの谷間から見える大観覧車を発見する。二人とも観覧車に乗る気満々でその場に到着したものの、3月らしからぬ寒さと降り出した雪、そして剥き出しの観覧車のキャビンを見上げ僕らは観覧車に乗るのをあきらめる。というのも、ガラスのない剥き出しのキャビンと容赦ない冬の凍てつくような風は、食後の幸福な満腹感に浸る僕らにはいささか寒すぎたからだ。

2008年3月25日撮影 Hansestadat Hamburg -Hamburger DOM
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buck.

Author:buck.
ドイツの普通の日常をLeica D-LUX3で撮影。

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